「精神と自然─生きた世界の認識論」の書影

精神と自然─生きた世界の認識論

グレゴリー・ベイトソン(著) 佐藤良明(訳)

岩波書店

2022年

傑作選

011

命あるものには
共通するパターンがある?

紙袋からとりだした、ゆでたてのカニ。「この物体が生物の死骸であるということを、私が納得のいくように説明しなさい」。難問で学生を戸惑わせるのは、知の巨人グレゴリー・ベイトソンだ。アメーバからサイバネティクスまでを一緒くたに考える、世界の認識論。

推薦コメント

世界の見方を一変させるような力を持った本は、たしかに時々存在する。ある人にとっては本書もそのうちのひとつに数えられるでしょう。ちなみに、この著者の父親は、ホメオティック突然変異の概念の生みの親、ウィリアム・ベイトソンです。

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倉谷滋

開拓研究本部 倉谷形態進化研究室 主任研究員

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