「遊びと人間」の背景あり書影

遊びと人間

ロジェ・カイヨワ(著) 多田道太郎(訳) 塚崎幹夫(訳)

講談社

1990年

傑作選

012

遊びこそ、人間の本質?
遊びを4種に分類した名著。

遊びは楽しい。でも所詮、遊びは遊び。財産や作品を産み出すわけではない。そんな考えがある一方で、遊びこそが文化をつくってきたと評価する見方もある。果たして人間にとって遊びとは何なのか? 科学も遊びから始まった? 人間の遊びを4つに分類した、古びない1冊。

推薦コメント

ヨハン・ホイジンガが『ホモ・ルーデンス』(1938年)を問うて以来、遊びと社会の関係は興味深い考察の対象となっています。カイヨワにとって、遊びの概念はホイジンガのそれよりも拡張・精緻化されており、理論化のための興味深い分類が示されています。

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倉谷滋

開拓研究本部 倉谷形態進化研究室 主任研究員

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