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【おすすめ科学絵本⑦】「入学祝いに贈りたい本」10冊

【おすすめ科学絵本⑦】「入学祝いに贈りたい本」10冊

このコーナーでは、幼いお子さんから小学生のための科学絵本を中心に紹介します。

 

さて、今月は、「入学祝いに贈りたい本」です。この春に一年生になる子どもたちは、新しく始まる小学校生活にわくわくドキドキしていることでしょう。そんな子どもたちに、「見つけるって面白い」「わかるってうれしい」「自分もやってみよう」という気持ちが芽生える本を手渡してあげたいですね。

 

4月が子どもたちにとって、喜びに満ちた楽しい季節の始まりとなりますように!
(科学読物研究会 古屋ちえり)

 

みんな学校大好き! でも通学路はいろいろ!?

すごいね!みんなの通学路 世界に生きる子どもたち

ローズマリー・マカーニー/著

すごいね!みんなの通学路 世界に生きる子どもたち

西村書店

2017年

写真の中の子どもたちの笑顔がキラキラと輝いているのは、みんな学校が大好きだから。学校がすごく遠いところにあったり、危険なところを通らなければならなかったり、通学路もさまざま。自分とは違う世界があることを知ることは、自分を知ることにつながっていく。

 

本が7メートルの川になった!

絵巻じたてひろがるえほん かわ

加古里子/作・絵

絵巻じたてひろがるえほん かわ

福音館書店

2016年

折りたたまれたページをぱたぱたと広げると7メートルにもなる。源流から広大な海まで、川そのものの姿や役割の変化だけでなく、川のまわりの人々の暮らしや関わりの移り変わりを、細かく描かれた絵で、じっくりとたどることができる。

 

身近な生き物を見つけてみよう!

うちの近所のいきものたち

いしもりよしひこ/著

うちの近所のいきものたち

ハッピーオウル社

2009年

子どもは自分で発見するのが大好きだ。この本は、身近な生き物を月ごとに紹介しているので、今どんな花が咲いて、どんな虫が見つけられるのかがわかりやすい。見つけるポイントや観察の仕方のヒントもある。通学路や校庭で、どれだけ生き物が見つかるかな?

 

カナヘビあかちゃんの成長日記

うまれたよカナヘビ

関慎太郎/写真 小杉みのり/構成・文

うまれたよカナヘビ

岩崎書店

2013年

たまごから顔を出しているカナヘビのあかちゃんは、まるで怪獣! たまごで生まれて、そこから成長していく様子が、迫力ある写真でつづられている。カナヘビもたくさん食

 

生き物のいのちはつながっている!

いのちはめぐる いきものみーつけた

嶋田泰子/文 佐藤真紀子/絵

いのちはめぐる いきものみーつけた

童心社

2017年

生き物は必ず何かを体に取り込まなくては生きていけない。アゲハの卵をアリが食べ、そのアリを鳥が食べる。強いオオタカも、死んだら地面にいる小さな生き物に食べられる。目に見えない小さな生き物から大きな生き物まで、すべてはつながって、いのちはめぐっていく。

 

これで野菜嫌いを克服しよう!

野菜と栄養素 キャラクター図鑑 キライがスキに大へんしん!

田中明・蒲池桂子/監修 いとうみつる/イラスト

野菜と栄養素 キャラクター図鑑 キライがスキに大へんしん!

日本図書センター

2017年

トマト・にんじん・ピーマンなど食卓や給食に登場することの多い野菜や栄養素が、かわいいキャラクターになって、それぞれ自分たちの歴史や特徴をアピール。どの野菜にどんな栄養素が入っているかが一目でわかる。こんな楽しいキャラクターたちなら、キライな野菜もきっとスキになる。

 

★一緒に勧めたい本

『はらぺこさん』やぎゅうげんいちろう/さく 福音館書店 2011年 本体価格900円

食べ物の「えいようぶん」が体の中の「ねんりょう」や、体をつくる「ざいりょう」になることを、愉快な絵と言葉で教えてくれる。

 

 

今すぐ試したくなるコップのふしぎ

まほうのコップ

藤田千枝/原案 川島敏夫/写真 長谷川摂子/文

まほうのコップ

福音館書店

2012年

たねもしかけもないただのコップだけれど、水をいれて後ろにおいたものをのぞいてみると、違った形のものが見えてくる。この絵本は、子どものすぐそばにある「ふしぎ」に気づかせてくれる。身近なところに、自分で確かめてみることのできる驚きと発見がある。

 

★一緒に勧めたい本

『しろいかみのサーカス』谷内庸生/作 いちかわかつひろ/写真 福音館書店 2009年 本体価格900円

どこにでもある紙を使って、すぐに試せる楽しさが詰まっている。

 

 

文字がなくても、数がわかる楽しさ!

10人のゆかいなひっこし

安野光雅/著

10人のゆかいなひっこし

童話屋

1981年

文字のない絵本で、家の断面図の間のページには家の外面図が描かれている。絵の中には10人の子どもたちがいて、外面図の窓には5つ穴があいている。右の家と左の家、まどから見える子は何人?どちらに何人いるのかな?と、子どもは次々とページをめくり、自然に数を数えていく。

 

おおきな生き物を、おおきな本で体感!

これがほんとのおおきさ!

スティーブ・ジェンキンズ/作・絵 佐藤 見果夢/訳

これがほんとのおおきさ!

評論社

2008年

大きなサイズの本で、本当の大きさと美しい色彩で描かれた絵は、ほんものを見ているように大迫力。ダイオウイカの目玉は、圧巻だ。自分と比べて、全体の大きさがどんなに大きいのかを想像してみよう。

 

 

一人でも作れる! 工作のおすすめ本

うごくおもちゃをつくろう! うかぶ!はしる!おもちゃ 空気 水

K&B STUDIO/著

うごくおもちゃをつくろう! うかぶ!はしる!おもちゃ 空気 水

あかね書房

2017年

工作だって自分一人でやってみたい、そんな子どもの意欲を引き出す工作の本。使う道具や材料もすぐにそろえられるもので、完成までの大体の時間もわかるので、チャレンジしやすい。簡単な解説があるので、空気や水を使って動くしくみがわかる。

科学読物研究会

編集部員

古屋ちえり

「子どものための科学の本の研究、普及」を目的に活動する科学読物研究会(1968年発足/現在の会員は280名)の会員で、年に10回発行の会報(子どもと科学よみもの)編集部員を務める。

NPO法人読み聞かせネットワークヒッポ所属。図書館、小学校などで、長年読み聞かせボランティアを継続。体験と本を結びつける活動として、科学工作と読み聞かせを合わせた科学のお話会や、大人向けの科学絵本の講座も行っている。共著に『りかぼん 授業で使える理科の本』(少年写真新聞社)『かがく縁日と本読み隊(ヤングサイエンス選書6)』(東京書籍)