50団体への書籍セット寄贈が完了
科学道100冊委員会は、より多くの小中高生の皆さまの科学に対する興味を深めていただくことを目的として、「科学道100冊2021」の書籍を30セット、「科学道100冊ジュニア」の書籍を20セット、合計50団体に寄贈しました。
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2022年1月から寄贈を希望される団体を募り、最終的には390以上ものお申し込みをいただきました。寄贈先の選定にあたっては、科学道100委員会にて応募理由と活用案を審査し、決定しました。
今回は、「科学道100冊2021」の贈呈時にいただいた寄贈団体からのコメントと、展示の様子を紹介します!
「科学道100冊2021」寄贈団体からの声
五所川原市立図書館(青森県)
「科学道100冊2021」書籍セットをご寄贈いただきましたことを機に、2階ティーンズコーナーを拡充することができました。展示架の後ろは学習スペースに改装し、気分転換したくなったら「科学道100冊」を手に取って、読んで、科学技術の世界に浸ることができるように設えました。
さらに本が多くの皆さんに届くように、今後、市内6中学校図書館への巡回展も行う予定です。
大崎市図書館(宮城県)
この度は「科学道100冊」セットをご寄贈いただき、ありがとうございます。昔感銘を受けた『ソフィーの世界』や『科学と科学者のはなし』から今人気の『Dr.STONE』まで、幅広い科学の本の数々を寄贈いただき大変感激しております。
当地域には書店や図書館が少なく、科学に興味を持ちながら、良書を手に取る機会がない中高生が多くおります。今回、ご寄贈いただいたセットを学級文庫のような形で中学高校に団体貸出を行うことで、科学の魅力を発信し、また遠隔地の学校と図書館が連携する入口としても活用させていただきたいと思います。
長井市立図書館(山形県)
いただいた書籍を展示してみると、本と本の繋がりが目新しく、「科学とはなんと幅広い分野につながっているのだろう」と感じました。専門家が選んだ本だから間違いなくお薦めできます。このラインナップを中学生・高校生にぜひ見てもらいたく、ヤングアダルト向けコーナーを全面的に使い、展示をしました。
今後は、市内の中学校・高等学校へ働きかけてセットの貸し出しを行う予定です。多くの人に触れていただけるよう、職員一同趣向を凝らしていきたいと思います。ありがとうございました。
明照学園樹徳高等学校(群馬県)
「科学道100冊」を贈呈いただいたこと、全校で情報を共有し喜び合いました。厳選された100冊が一度に展示されると迫力を感じます。早速手にする先生方、そして生徒たち、本を囲んで輪が広がりました。
理科の時間、物理や化学の時間、数学の時間に、図書館に移動して「今日は科学道100冊の特別授業」というような取り組みが開始されています。とびきりの本は生徒や先生の心を鷲づかみにしています。このようなプレゼントを頂戴し、学ばせていただく機会を得たことに感謝し、今後も幅広く活用させていただきたいと思います。近郊の学校の皆様方へも閲覧していただける機会をつくりたいとも考えています。コロナ禍が収束し、往来がもっと緩やかになり、「科学道100冊」を通して人と人とが繋がれることを期待しています。
「科学道100冊、あの時に読んだ本がきっかけとなり、今科学者としてここにいます!」。こんな未来からの報告が聞こえるような気がします。ありがとうございました。
北区立滝野川紅葉中学校(東京都)
本を贈ってくださり、ありがとうございます。さっそく図書室正面にディスプレイをしたところ、圧倒されて飛びつく生徒もいました。科学に興味のない生徒も増えていますが、これを機に興味を持ってほしいと思っています。図書室に来室しない生徒に興味を持たせるために、今後、「巡回図書」を活用して、本を各教室に回していこうと考えています。
伊那市立高遠中学校(長野県)
この度は、100冊寄贈、ありがとうございました。展開ツールで棚を飾ると、殺風景な図書館が一気に華やぎました。自然科学が大好きな中2男子に「科学道100冊でたくさん科学系の本を寄贈してもらえたよ!」と声をかけたら、「夏休みに一気に借りて読みます!」と答えてくれました。
朝読書のためにクラス全員で図書館に来た中2のクラスでは、「Dr.STONEが23巻寄贈されます!」と発表するとざわつきました。生徒のみならず若手の職員がDr.STONEを心待ちにしており、貸し出した途端に借りて行きました。
中学校としては『Dr.STONE』は、今回の寄贈の一番の魅力です。たくさんの生徒が目を輝かせています。この漫画をきっかけに同じ棚にある他の本とも出会えてくれると嬉しいです。
佐久市立臼田中学校(長野県)
本校では、ひとりあたりの年間貸出数が70冊あります。本好きな生徒が多く、届くのをとても楽しみにしていました。3月に届いたずっしり重い段ボール箱3つ。急遽、臨時図書委員会を開き、昼休みに「科学道100冊開封式」を行いました。
図書委員全員が見守る中、「せーの!」で一斉に箱をオープン!生徒の歓声、拍手。「出しても出しても本が出てくる!」と、嬉しそうな顔。普段、届いたばかりの状態の本を生徒が目にする機会はありません。自分たちに贈られたたくさんの本をまっさらな状態で直接手にとることができ、喜びもひとしおだったようです。
開封式後、図書委員から寄せられた一言を紹介します。
- 100冊ってすごい。すぐに机がいっぱいになり、圧倒されました。はやく読みたいです。
- 『Dr.STONE』を楽しみにしていたけれど、ほかにも『人工培養された脳は「誰」なのか』や『シートン動物記』など読んでみたい本がたくさんあった。早く本を借りたい!
- 100冊新しく図書館に入ったことにより、読書の幅が広がりそうです。見たことがないことを知れる機会になるし、調べ学習にも役立つと思うので、活用してみたいです。
- 図書委員として皆に読んでもらえるように工夫して、自分も読んで学力をつけたいと思いました。
新年度には、図書委員会で「科学道100冊」のイベントを企画しているほか、教科の先生方とも連携し単元や小論文等の資料として活用させていただきたいと思います。
福井県勝山市立勝山北部中学校(福井県)
このたびは、たくさんの本を寄贈していただきありがとうございました。早速、校長から全校生徒に披露いたしました。中学生にはやや難しい本もあるように感じましたが、子どもたちは興味深そうにブックレットを読んでいました。理科や数学科の教員が、何冊か本の紹介をしたところ、是非読んでみたいとの声も聞かれました。
「科学道クラシックス」は、何人もの教員が、「懐かしい」「一度読んでみたかった」と手にとっています。また、最新のテーマを扱った本や、『Dr.STONE』のようなマンガも含まれていて、本が苦手な子どもたちにもよいラインナップだと感じています。
本校の図書館にある理数系の蔵書は古いものばかりでしたので、今回寄贈していただいたことに感謝いたします。より多くの子どもたちが科学のおもしろさや素晴らしさをたくさん感じるきっかけになるよう、十分に活用させていただきます。
大阪府立淀川工科高等学校(大阪府)
この度は「科学道100冊」を寄贈いただき、ありがとうございます。本は図書室の新図書コーナーに展示をしました。本校では4月を図書強化月間に指定し、生徒たちに読書を呼びかけているので、新学期からどんどん活用していきます。また図書館通信を通じて、全校生徒に「科学道100冊」の案内をする予定です。
姫路女学院中学校・高等学校(兵庫県)
「科学道100冊」を寄贈していただき、科学者の生き方・考え方への興味関心の輪が広がっています。中学生も高校生と一緒に本との出会いを楽しんでいる姿が印象的でした。特に『WE HAVE A DREAM』が選書されているのが嬉しかったです。リベラルアーツの授業で活用したいと思います。
山口市立阿東東中学校(山口県)
この度は、「科学道100冊2021」の本を寄贈していただきありがとうございました。届いたダンボールの中は、ワクワクドキドキする本で溢れていました。早速、テーマ別に分けて本を展示すると、すぐに生徒が集まってきました。科学といえどもさまざまなジャンルがあり、生徒のみならず私も興奮しました。また研究者や科学者の人生、時代背景も気になり、読書が広がっていくように思います。
今後の活用案としては、委員会の生徒と一緒に放送で紹介したりブックトークを行ったりしようと思っております。また、進路について考えるときの参考としての活用。その他、読書週間での特集など楽しい企画がたくさん湧いてきます。
合志中学校(熊本県)
この度は寄贈いただきありがとうございました。学校の公費ではなかなか買えないような貴重な資料から、子ども達が大好きなマンガまで、幅広い選書がなされており、生徒をはじめ教職員の皆さんも驚かれると共に喜んでくれました。校内での色々なイベント、授業利用等にも繋げて行きたいと思います。
生徒たちは、本の棚を作るときも興味津々に様子を見に来たり、「貸出はいつからですか?」と心待ちにしてくれたり、コロナ過で暗いニュースが多い中、久し振りに明るい話題で図書室が賑わいました。本だけでなく棚造り用のポップやポスターも充実していて、サイトからダウンロードして活用させて頂きました。
合志市には合志中学校を含め4校の中学校があり、日頃から自校にない本の貸し借りも率先して行っています。今回寄贈いただいた本は合志市全体での図書利用にも繋げて行きたいと考えております。また、ブックレットも4校で配布し、少しでも多くの生徒の目に留まるように連携していきます。
鎮西学院高等学校(長崎県)
寄贈いただいた書籍を早速配架いたしました。漫画から専門書まで幅広い選書で、生徒はもちろん教員のテンションも上がっております。理科の教科担当・国語科の小論文担当としても、「生徒に読ませたい」、「自分で読みたい」本が豊富で、大変喜んでいます。特に『Dr.STONE』を誰が一番先に借りるか競争が起こりそうな勢いです。また、書棚ツールがかわいらしく、全校生徒の耳目を集めること間違いなしです。新学期、生徒の反応を見るのが楽しみです。