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科学道100冊 2019 KAGAKUDO 100 BOOKS 2019
「科学道100冊 2019」は、旬のトピックなど3つの軸で選んだ「テーマ本」50タイトルと、時代をこえる良書として選んだ「科学道クラシックス」50タイトルの合計100タイトルで構成されています。2019年の3つのテーマは「元素ハンター」「美しき数学」「科学する女性」です。
ISBN入りの100タイトルリストはこちらからダウンロードしていただけます。
「科学道100冊 2019」書籍リスト(Excel) 701 KB
100タイトルを紹介するブックレットはこちらからご覧いただけます。
「科学道100冊 2019」ブックレット(PDF) 9.1 MB
世界で一番美しい元素図鑑
セオドア・グレイ(著)ニック・マン(写真)若林文高(監修) 武井摩利(訳)
創元社
2010年10月
4,104円
水素、ヘリウム、炭素、酸素……なじみある元素でも、その姿かたちは未知の世界だ。自称元素コレクターの著者が、118元素の純粋状態や使用例を集めて写真に収めた博物館のような一冊。きっと身の回りの物質が気になり始める。
元素生活 完全版
寄藤文平(著)
化学同人
2017年3月
1,512円
売れっ子イラストレーターが118 個の元素をキャラ化した図鑑。すぐに蒸発する水銀や亜鉛はパンクヘアー、原子量が多いのはデブ、最近発見されたものは赤ちゃん……。クセの強いキャラにわかりやすい解説つき。お気に入りの元素を見つけたくなる。
元素をめぐる美と驚き(上)─アステカの黄金からゴッホの絵具まで
ヒュー・オールダシー=ウィリアムズ(著)安部恵子、鍛原多惠子、田淵健太、松井信彦(訳)
早川書房
2017年4月
821円
長い歴史の中で地理、経済、美術、ファッションまで深い影響を与えてきた元素。クレオパトラの晩餐でキーとなったのはカルシウム? ナポレオンの死因はヒ素中毒?印象派の画家に革命をもたらした顔料は?周期表に込められた豊かな物語を紐解く。
元素をめぐる美と驚き(下)─アステカの黄金からゴッホの絵具まで
いちから聞きたい放射線のほんとう─いま知っておきたい22の話
菊池誠、小峰公子(著)おかざき真里(絵とマンガ)
筑摩書房
2014年3月
放射線と放射能って何が違うの? 被ばくすると体はどうなる? ベクレルやシーベルトって何? ニュースで聞いても、わからないことだらけ。福島出身のミュージシャンが原発事故を機に感じた素朴な疑問を、物理学者に投げかけた問答集。
インサイド・ザ・ストーン─石に秘められた造形の世界
山田英春(著)
2015年6月
3,888円
生物が現れるずっと前から、煮えたぎり、冷え固まり、溶け、再び結晶化という歴史を辿ってきた石。その内側の断面には、まるで細胞や地形図、海中のような造形が広がっていた! 酸素やケイ素が織りなすミクロな世界。石の中に入り込むビジュアルブック。
粒でできた世界
結城千代子、田中幸(著)西岡千晶(絵)
太郎次郎社エディタス
2014年8月
分子は旅をする─空気の物語
岩村秀(監修・著)吉田隆(著)
エヌ・ティー・エス
2018年5月
星屑から生まれた世界─進化と元素をめぐる生命38億年史
ベンジャミン・マクファーランド(著)渡辺正(訳)
2017年12月
ビーカーくんのゆかいな化学実験─その手順にはワケがある!
うえたに夫婦(著)
誠文堂新光社
2018年2月
タングステンおじさん─化学と過ごした私の少年時代
オリヴァー・サックス(著)斉藤隆央(訳)
2016年7月
炭素文明論─「元素の王者」が歴史を動かす
佐藤健太郎(著)
新潮社
2013年7月
知られざる鉄の科学─人類とともに時代を創った鉄のすべてを解き明かす
齋藤勝裕(著)
SBクリエイティブ
2016年2月
すごい! 希少金属
日本実業出版社
2015年9月
ウラニウム戦争─核開発を競った科学者たち
アミール・D・アクゼル(著)久保儀明、宮田卓爾(訳)
青土社
2009年12月
錆と人間─ビール缶から戦艦まで
ジョナサン・ウォルドマン(著)三木直子(訳)
築地書館
2016年9月
三つの石で地球がわかる─岩石がひもとくこの星のなりたち
藤岡換太郎(著)
講談社
2017年5月
賢治と鉱物─文系のための鉱物学入門
加藤碵一、青木正博(著)
工作舎
2011年7月
世にも美しき数学者たちの日常
二宮敦人(著)
幻冬舎
2019年4月
数学者のアタマの中ってどうなっているんだろう? 数学者と数学マニア11人にインタビュー。「数学の問題を解くことは、人生を考えること」「芸術に近いかもしれない」。聞けば聞くほど謎が増える。想像以上に変人、いや天才だった。
「数」の日本史─われわれは数とどう付き合ってきたか
伊達宗行(著)
日本経済新聞出版社
2007年6月
926円
20歳はなぜ「はたち」? 九九はいつからあった? 縄文時代から明治、昭和まで、日本人と数とのかかわりをたどる一冊。平安から室町に芽吹き、江戸に花咲く日本の数文化を、再発見してほしい。
はじめアルゴリズム(1)~(8)
三原和人(著)
2017年11月
616円
『はじめアルゴリズム』は「モーニング」連載の漫画。天才数学少年、関口ハジメ(小5)の成長物語だ。老数学者・内田豊との出会いからハジメの世界は広がっていく。読みながら数学の快感を追体験できる。方程式の概念や解き方を説明するおまけページやカバーの袖についた「数学者列伝」も見どころ!
フラットランド─たくさんの次元のものがたり
エドウィン・アボット・アボット(著)竹内薫(訳)アイドゥン・ブユクタシ(写真)
2017年10月
1,620円
さまざまな図形が平面の中で生活する二次元の国フラットランド。ある日、正方形の「私」のもとに「球」が 訪れ三次元の国の存在を告げる―。アインシュタインが四次元を語る30年以上前の1884年に刊行された、次元の本質を捉えた名作物語。
黄金比─自然と芸術にひそむもっとも不思議な数の話
スコット・オルセン(著)藤田優里子(訳)
2009年11月
1,296円
美しき数学は自然の中に現れる。貝殻の形や葉っぱの付き方、古代の遺跡や人体のデザインにいたるまで、偉大なる自然の秩序が隠れている。プラトンをも魅了した物事をもっとも美しく見せる黄金比。たくさんの図版で堪能あれ。
ぼくと数学の旅に出よう─真理を追い求めた1万年の物語
ミカエル・ロネー(著)山本知子、川口明百美(訳)
NHK出版
2019年1月
素数の音楽
マーカス・デュ・ソートイ(著)冨永星(訳)
2013年9月
「無限」に魅入られた天才数学者たち
アミール・D・アクゼル(著)青木薫(訳)
2015年8月
ふしぎな たね
安野光雅(著)
童話屋
2017年1月
サム・ロイドの「考える」パズル
伴田良輔(編訳)
青山出版社
2013年12月
数学ガール シリーズ1
結城浩(著)
フィボナッチ─自然の中にかくれた数を見つけた人
ジョセフ・ダグニーズ(文)ジョン・オブライエン(絵)渋谷弘子(訳)
さえら書房
2010年9月
定理が生まれる─天才数学者の思索と生活
セドリック・ヴィラーニ(著)池田思朗、松永りえ(訳)
2014年4月
若き数学者への手紙
イアン・スチュアート(著)冨永星(訳)
2015年7月
数学する身体
森田真生(著)
2018年4月
世界を変えた50人の女性科学者たち
レイチェル・イグノトフスキー(著)野中モモ(訳)
1,944円
キュリー夫人だけじゃない! 科学や技術、工学、数学の分野で活躍しながらも歴史の陰に隠れがちだった女性科学者。世界を変えた古今東西の女性たちの夢と冒険に満ちた足跡を追う。
すべてのいのちが愛おしい─生命科学者から孫へのメッセージ
柳澤桂子(著)赤勘兵衛(絵)
集英社
2007年2月
756円
生命科学者のおばあちゃんから孫の里菜ちゃんに届いた50通の手紙。誰に教わることもなくチョウの幼虫は脱皮し、ウミガメは生まれた場所に戻ってくる。いのちと自然の不思議へ、驚嘆する感性をひらいてくれる。
ラボ・ガール─植物と研究を愛した女性科学者の物語
ホープ・ヤーレン(著)小坂恵理(訳)
2017年7月
2,808円
植物に魅せられた少女、ホープ・ヤーレンが研究者を志し、自分の理想のラボを築き上げる様子を描いた自伝 的物語。男性中心の学問界での苦労、信頼できる仲間との友情、出産の喜びが、四季の木々への眼差しととも鮮やかに描かれる。
ロケットガールの誕生─コンピューターになった女性たち
ナタリア・ホルト(著)秋山文野(訳)
地人書館
2018年7月
3,780円
1940年代に始まるアメリカの宇宙開発の裏には、数学に秀でた女性たちがいた。「コンピューター」と呼ばれた彼女たちは、ロケットを設計し初のミサイルの打ち上げに貢献した、エンジニアの先駆けだった。インタ ビューで蘇る、宇宙にかけた情熱の日々。
CRISPR究極の遺伝子編集技術の発見
ジェニファー・ダウドナ、サミュエル・スターンバーグ(著)櫻井祐子(訳)須田桃子(解説)
文藝春秋
2,017円
ヒトゲノムを構成する約32億文字から、たった一字の誤りを探し出し修正する技術、CクリスパーキャスナインRISPR-Cas9。著者のダウドナ博士は自分の開発した技術が病の治療に限らず、遺伝子操作技術として広がっていく様におののく。臨場感溢れる生命倫理の「いま」。
研究するって面白い!─科学者になった11人の物語
伊藤由佳理(編著)
岩波書店
2016年10月
マリー・キュリー―新しい自然の力の発見 (オックスフォード 科学の肖像)
ナオミ・パサコフ(著)オーウェン・ギンガリッチ(編)西田美緒子(訳)
大月書店
2007年9月
センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン(著)上遠恵子(訳)
1996年7月
生きがいについて
神谷美恵子(著)柳田邦男(解説)
みすず書房
2004年10月
ダーウィンと出会った夏
ジャクリーン・ケリー(著)斎藤倫子(訳)
ほるぷ出版
飼育少女(1)~(3)
仲川麻子(著)
2018年1月
ほぼ命がけサメ図鑑
沼口麻子(著)
苔とあるく
田中美穂(著)伊沢正名(写真)浅生ハルミン(イラスト)
WAVE出版
2007年10月
世界でさいしょのプログラマー─エイダ・ラブレスのものがたり
フィオナ・ロビンソン(著)せなあいこ(訳)
評論社
数字はわたしのことば─ぜったいにあきらめなかった数学者ソフィー・ジェルマン
シェリル・バードー(著)バーバラ・マクリントック(絵)福本友美子(訳)
宇宙飛行士になる勉強法
山崎直子(著)
中央公論新社
奇跡の脳─脳科学者の脳が壊れたとき
ジル・ボルト・テイラー(著)竹内薫(訳)
2012年3月
ダークマターと恐竜絶滅─新理論で宇宙の謎に迫る
リサ・ランドール(著)向山信治(監訳)塩原通緒(訳)
2016年3月
科学と科学者のはなし─寺田寅彦エッセイ集
池内了(編)
2000年6月
旅人─ある物理学者の回想
湯川秀樹(著)
角川学芸出版
2011年1月
637円
高校、大学の同級生であり、ともに理研の仁科研究室に在籍、のちに両名ともノーベル物理学賞受賞した湯川秀樹と朝永振一郎。(ろ)湯川が前半生を振り返る回想録。
ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)
R.P.ファインマン(著)大貫昌子(訳)
2000年1月
ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)
「科学者の楽園」をつくった男─大河内正敏と理化学研究所
宮田親平(著)
河出書房新社
2014年5月
学問の発見─数学者が語る「考えること・学ぶこと」
広中平祐(著)
1,080円
世界的数学者、広中平祐の自伝。自分の頭で考える大切さを説く。
いかにして問題をとくか
G.ポリア(著)柿内賢信(訳)
丸善出版
1975年4月
分厚い、哲学的、数式が並んでいる......など、専門的に思える本にもチャレンジしてみてほしい。I問題の解き方を順序立てて説明する「考え方」の本。数学書だが、それ以外にも使える。
科学と仮説
ポアンカレ(著)河野伊三郎(訳)
1959年1月
907円
II科学における「仮説」の重要性を分析した古典的名作。
科学の発見
スティーヴン・ワインバーグ(著)赤根洋子(訳)
2016年5月
ソフィーの世界─哲学者からの不思議な手紙
ヨースタイン・ゴルデル(著)須田朗(監修)池田香代子(訳)
1995年6月
2,500円
「あなたはだれ?」「世界はどこからきた?」という手紙から始まる哲学ファンタジー。
この世界を知るための 人類と科学の400万年史
レナード・ムロディナウ(著)水谷淳(訳)
New Scientist起源図鑑─ビッグバンからへそのゴマまで、ほとんどあらゆることの歴史
グレアム・ロートン(著)ジェニファー・ダニエル(絵)
ディスカヴァー・トゥエンティワン
3,024円
物質、時間、銀河、人間、友情......あらゆるものの起源をグラフィカルに解説する図鑑。
人間
加古里子(文・絵)
福音館書店
1995年5月
我々はどこから来たのか?あらゆる学問の根底にある、ロマンティックなこの問い。遡ると138億年の宇宙史をさらうことになる。絵本作家・加古里子が描く「人間」とは。物語はビッグバンから始まる。
せいめいのれきし 改訂版
バージニア・リー・バートン(文・絵)いしいももこ(訳)まなべまこと(監修)
完訳 ファーブル昆虫記第1巻(上)
ジャン=アンリ・ファーブル(著)奥本大三郎(訳)
2005年11月
γ昆虫を観察し続けたファーブル。上下巻600ページかけてフンコロガシとハチの紹介だ。
完訳 ファーブル昆虫記第1巻(下)
2005年12月
シートン動物記 オオカミ王 ロボ
アーネスト・T・シートン(文・絵)今泉吉晴(訳・解説)
童心社
2010年2月
ソロモンの指環─動物行動学入門
コンラート・ローレンツ(著)日高敏隆(訳)
1998年3月
799円
β動物行動学者ローレンツが動物たちを自由な状態で飼い、詳しく観察。猿やオウムが家の中で大暴れ。
裸のサル─動物学的人間像
デズモンド・モリス(著)日高敏隆(訳)
角川書店
1999年6月
0円
人間は裸のサルに過ぎない!?ヒトと他の霊長類の行動を観察。大胆な仮説で動物学の視点から人間の性質をあぶり出す。
種の起源(上)
ダーウィン(著)渡辺政隆(訳)
光文社
2009年9月
種の起源(下)
ゲーテ形態学論集 動物篇
ゲーテ(著)木村直司(編訳)
2009年4月
1,404円
「形態学」という言葉をつくり、動植物の形に対する見方を最初に提示したゲーテ。動物の骨格にひそむ原型を論じる。
生物の驚異的な形
エルンスト・ヘッケル(著)小畠郁生(監修)戸田裕之(訳)
動物好きや虫好きが高じた元科学少年たちの情熱が溢れる5冊。α生物学者ヘッケルが描いた左右対称な生物はまるで芸術。
コンパクト版1 原色牧野日本植物図鑑 I
牧野富太郎(著)
北隆館
1985年4月
5,184円
δ1500種もの植物を命名した日本植物学の父・牧野富太郎。1216種を丁寧に描いた図鑑。
微生物の狩人(上)
ポール・ド・クライフ(著)秋元寿恵夫(訳)
1980年11月
εパスツール、コッホなど、細菌学にのめり込み人類に貢献した13人の人物史。
微生物の狩人(下)
1980年12月
842円
北里柴三郎(上)─雷と呼ばれた男 新装版
山崎光夫(著)
2019年6月
886円
偉業をなした四人の人生や考え方を見直したい。(い)ペスト菌の発見、破傷風の治療法開発など、感染症以外の発展に貢献した北里柴三郎。彼の研究人生を描いた伝記小説。
北里柴三郎(下)─雷と呼ばれた男 新装版
妻を帽子とまちがえた男
オリヴァー・サックス(著)高見幸郎、金沢泰子(訳)
2009年7月
950円
脳神経科医のオリヴァー・サックスが奇妙な症状を抱える患者24人について愛情を込めて描いた医学エッセイの傑作。
脳のなかの幽霊
V. S.ラマチャンドラン、サンドラ・ブレイクスリー(著)山下篤子(訳)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011年3月
994円
切断した腕の先が痛む「幻肢痛」などの不思議な症状から、脳の仕組みや働きについて考察をめぐらせていく。
利己的な遺伝子 40周年記念版
リチャード・ドーキンス(著)日高敏隆、岸由二、羽田節子、垂水雄二(訳)
紀伊國屋書店
2,916円
IV「生物は遺伝子を運ぶ生存装置だ」という視点で、新たな生命観を問うた本。500ページ超。
日本列島の誕生
平朝彦(著)
1990年11月
川はどうしてできるのか
2014年10月
ヒマラヤ山脈を越える川、砂漠で洪水を起こす川など、魔法のような現象はなぜ起こるのか?多様な川の謎を大胆に推理。
フンボルトの冒険─自然という〈生命の網〉の発明
アンドレア・ウルフ(著)鍛原多惠子(訳)
3,132円
19世紀前半、ナポレオンと並ぶ影響力を持っていた科学者フンボルト。世界を探索し偉人たちと交流した生涯を描く。
COSMOS(上)
カール・セーガン(著)木村繁(訳)
朝日新聞出版
2013年6月
1,728円
カール・セーガン博士が語る宇宙。「私たちははるかなコスモスから生まれ、育ってきた」。
COSMOS(下)
ホーキング、宇宙を語る─ビッグバンからブラックホールまで
スティーヴン・W・ホーキング(著)林一(訳)
1995年4月
宇宙はどうやって生まれ、どんな構造をもっているのか?2018年に逝去したホーキング博士の代表的な著作。
普及版 数の悪魔─算数・数学が楽しくなる12夜
エンツェンスベルガー(著)ベルナー(絵)丘沢静也(訳)
晶文社
2000年4月
数の悪魔が毎晩夢に現れて少年に数学の魅力を教える物語。素数・黄金比・フィボナッチ数など。小学生から読める。
零の発見─数学の生い立ち
吉田洋一(著)
1986年11月
インドで発明された0という数は、人類に大きな一歩をもたらした。古代文明の数の工夫をはじめ、数学の発展を追う。
フェルマーの最終定理
サイモン・シン(著)青木薫(訳)
2006年5月
853円
300年以上解けなかった難問フェルマーの定理を、数学者ワイルズが完全証明するまで を描いたノンフィクション。
新装版 オイラーの贈物─人類の至宝eiπ=-1を学ぶ
吉田武(著)
東海大学出版会
2010年1月
V人類の至宝といわれるオイラーの公式を理解するため、1冊かけて数式を解説。
ロウソクの科学
ファラデー(著)三石巌(訳)
2012年6月
562円
英国の大科学者ファラデーの子どもたちに向けた講演記録。一本のロウソクが見せる現象から、自然の成り立ちを語る。
物理学とは何だろうか(上)
朝永振一郎(著)
1979年5月
高校、大学の同級生であり、ともに理研の仁科研究室に在籍、のちに両名ともノーベル物理学賞受賞した湯川秀樹と朝永振一郎。(は)朝永が16世紀に始まる物理学の歴史を論じる。
物理学とは何だろうか(下)
1979年11月
だれが原子をみたか
江沢洋(著)
2013年1月
1,598円
古代ギリシア以来、原子の存否をめぐる長い論争があった。各時代の科学者の探求を実験で再現しながら物理の歴史を追走する。
不思議の国のトムキンス〈復刻版〉
ジョージ・ガモフ(著)伏見康治(訳)
白揚社
平凡な銀行員トムキンス氏が繰り広げる奇想天外な冒険を通して相対性理論を説明した名作物語。1940年原著刊行。
ねじとねじ回し─この千年で最高の発明をめぐる物語
ヴィトルト・リプチンスキ(著)春日井晶子(訳)
2010年5月
648円
この千年で最大の発明はねじだと著者は言う。古代ギリシア時代まで遡り、ねじに宿る人類の叡智を解き明かす歴史物語。
世界の発明発見歴史百科
テリー・ブレヴァートン(著)日暮雅通(訳)
原書房
4,860円
生活を一変させ常識を覆した重要な発明・発見300項目を年代順に紹介。20万年以上前のナイフからウィキペディアまで。
新装版 道具と機械の本─てこからコンピューターまで
デビッド・マコーレイ(作)歌崎秀史(訳)
2011年9月
届かなかった手紙─原爆開発「マンハッタン計画」科学者たちの叫び
大平一枝(著)
KADOKAWA
ニコラ・テスラ 秘密の告白─世界システム=私の履歴書 フリーエネルギー=真空中の宇宙
ニコラ・テスラ(著)宮本寿代(訳)
成甲書房
1,836円
エジソンをこえる天才発明家ともいわれながら、歴史に封印された電気技術者ニコラ・テスラ本人による回顧録。
チューリング─情報時代のパイオニア
B・ジャック・コープランド(著)服部桂(訳)
NTT出版
ウィーナー サイバネティックス─動物と機械における制御と通信
ノーバート・ウィーナー(著)池原止戈夫、彌永昌吉、室賀三郎、戸田巌(訳)
2011年6月
システムの科学 第3版
ハーバート・A・サイモン(著)稲葉元吉、吉原英樹(訳)
パーソナルメディア
2,160円
III自然物とは違う人工物(人がつくるモノや社会組織など)に対する科学の可能性を考える書。
サイエンス・インポッシブル─SF世界は実現可能か
ミチオ・カク(著)斉藤隆央(訳)
NHK出版
2008年10月
2,592円
SF世界は再現可能なのか?透明マント、タイムトラベルなどの技術を「不可能レベル」1~3に分類して解説する。
ほしのはじまり─決定版 星新一ショートショート
星新一(著)新井素子(編)
1905年6月
星を継ぐもの
ジェイムズ・P・ホーガン(著)池央耿(訳)
東京創元社
1980年5月
月で5万年前の人の遺体が発見された......という所から始まるベストセラーSF。科学や物理の知識で謎解きが進む。