冥王星を殺したのは私です

マイク・ブラウン(著) 梶山あゆみ(訳)

飛鳥新社

2012年

2020 宇宙フロンティア

2-09

天文学の大事件「冥王星の降格」
張本人が綴る、裏側のドラマ

2006年、天文学界に激震が走った。冥王星が「太陽系の第9惑星」から「準惑星」に降格したのだ。冥王星より遠くに「第10惑星」が発見されたことで、惑星の定義に論争が起き、惑星としての冥王星は殺されたー。幻の惑星発見から冥王星の降格決定まで、2年間を克明に綴ったノンフィクション。

推薦コメント

『冥王星を殺したのは私です』は科学の裏側が見えておもしろい。2006年に冥王星は太陽系惑星から準惑星に降格しましたが、この“事件”の当事者が書いたノンフィクションです。読んだ感想は「やっぱり研究者だな」。事実に対して真摯であろうと葛藤する姿勢に、科学者の良心と研究への熱い思いを感じ、とても共感しました。

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坂井 南美

開拓研究本部 坂井星・惑星形成研究室 主任研究員

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