ハイゼンベルク本人が描く
量子力学を生んだ対話の数々
「科学は対話の中でこそ生まれる」とハイゼンベルクは言う。対話の相手は、アインシュタイン、ボーア 、シュレティンガーなど、科学界の巨星たち。2度の大戦を経験しながら、著者がいかに暮らし、どんな討論によって思索を深めたのか。量子力学の生みの親が若き日々を振り返る。
量子力学の巨人ハイゼンベルク本人が書いた本。私の愛読書です。アインシュタインやボーアなどとの対話から思考を発展させていきますが、これは「対話を通じて新しいものをつくる」という、プラトン以来のヨーロッパの思想であり、科学の本質だと思います。
永長 直人
創発物性科学研究センター 強相関理論研究グループ グループディレクター
推薦コメント