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旅人─ある物理学者の回想

湯川秀樹(著)

KADOKAWA

2011年

傑作選

003

原子物理学を開拓した
科学者・湯川秀樹の道程

「中間子の着想を得たときに思い出したのは、少年時代に見た真昼の星のような木漏れ日だった―」。はにかみ屋だった幼少期から、数学に夢中になった少年時代、理論物理学と出会った大学時代、そして中間子という新理論を得るまで。日本人初のノーベル賞受賞者・湯川秀樹が、自らの半生を振り返る。

推薦コメント

日本人初のノーベル賞受賞者、湯川秀樹が自身の半生を綴った本です。小学校高学年の時に読み、一つのことを突き詰める姿勢に感銘を受けました。「科学者になりたい」と思ったきっかけであり、僕の最初のヒーローです。湯川さんが提唱した原子核の「核力」の謎に没頭し、今もその解明に取り組んでいます。

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初田哲男

数理創造プログラム プログラムディレクター

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