書籍「パラダイムと科学革命の歴史 」の書影

パラダイムと科学革命の歴史

中山茂(著)

講談社

2013年

傑作選

018

時代によって変化する科学。
その転換点を辿る

科学という学問は、いかにして発展してきたのか? 古代アジアとヨーロッパの学問的伝統の比較から、近代科学成立後に生まれた学術雑誌や大学アカデミズム、明治日本の西洋科学の移植、学問のデジタル化まで。パラダイム論を日本に紹介した科学史家が俯瞰的に描く、学問の歴史。

推薦コメント

トーマス・クーンの「パラダイム論」を日本に紹介した中山茂先生が、科学史のパラダイムシフトの過程を書いています。パラダイムを簡単にいうと、「考え方の枠組み」のようなもの。普段研究をしていると、自分の考えに囚われがちですが、思考の外側を注意深く点検することが大事。枠を出ることから新しいパラダイムが生まれる可能性がある、それを教えてくれる本です。

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