「鼻行類─新しく発見された哺乳類の構造と生活」の背景ありの書影

鼻行類─新しく発見された哺乳類の構造と生活

ハラルト・シュテュンプケ(著) 日高敏隆、羽田節子(訳)

平凡社

1999年

傑作選

036

20世紀に発見された新種!?
鼻で歩く「鼻行類」の正体とは

1941年にハイアイアイ群島で初めて発見され、核実験によって絶滅した新種の哺乳類「鼻行類」。鼻で体を支え耳を使って飛行するダンボハナアルキ、鼻を釣り糸にして水中の獲物を捕るハナススリハナアルキ…。鼻が独自の進化を遂げた鼻行類の全貌を多くの図版で明かし、世界中で物議を醸した奇書。

推薦コメント

1961年に発見されたという設定の偽書、もしくは奇書。非現実でありながらも、正統派生物学の基礎を踏まえて考察が展開するところが興味深いです。

「倉谷滋さん」の画像

倉谷滋

開拓研究本部 倉谷形態進化研究室 主任研究員

あわせて読みたい