長壁早弥子
革新知能統合研究センター 目的指向基盤技術研究グループ 遺伝統計学チーム
テクニカルスタッフⅡ
オントロジーや医学文献データベースから構築した、疾患類似度ネットワークの研究をしている。理研に入所する前は司書として図書館に勤務。本や文献データを扱いながらプログラミングを学んだ。学生時代得意だった科目は古典。
【10代の若者へのメッセージ】
笑顔でいよう。
科学と読書
Q. あなたにとっての「科学道の本」は?
A. 『方法序説』(デカルト)
小さい頃からずっとやってみたかったプログラミング。学ぶチャンスがないまま大人になり、いまさらながらの挑戦を迷っていた時に手に取った本が『方法序説』です。デカルトが自身の今後の生き方について述べ、最後に決意表明するのですが、自分と重なり、背中をそっと押してくれました。
Q. 無人島に1冊持っていくなら?
A. 『ムーミンパパ海へいく』 (トーベ・ヤンソン)
ムーミン一家が孤島でそれぞれの生き方を模索するものがたり。その苦悩する姿はまるで人間のようで、不気味なくらいリアル。この本があれば心強い。
担当テーマ
科学道100冊 2022 情報の世紀