恋をするのも、争うのも
すべては遺伝子の思惑通り?
生物は、遺伝子に利用される「乗り物」に過ぎない-。進化生物学者ドーキンスが「ダーウィンの進化論」を、遺伝子を主語に捉え直した。自らのコピーを増やそうとする遺伝子は、いかに生物を操るのか?親子間の愛や、縄張り闘争も遺伝子のせい?新たな生命観を提示し、大論争を巻き起こした書。
本書は進化生物学の説明書というより、進化生物学の見方に基づき、生物の行動様式や心理を理解するヒントを与える教養書です。私は生物学の非専門家ですが、この本を通して人間社会で起こるさまざまな現象を、斬新な視点で覗くことができて楽しかったです。
金 有洙
開拓研究本部 Kim表面界面科学研究室 主任研究員
推薦コメント
いうまでもない生物学の名著です。科学をする上での重要な考え方や、論理の使い方、アナロジーの正確さ、構想の広さと深さなど、学ぶべきことがぎっしりと詰まっています。
推薦コメント