カーボン・アスリート─美しい義足に描く夢

山中俊治(著)

白水社

2012年

2020 驚異のカラダ

1-17

新しいシルエットを求めて
試行錯誤の義足プロジェクト

プロダクトデザイナーの山中俊治氏は、テレビで見た競技用義足の機能美に釘付けになった。大学内でプロジェクトを立ち上げ、義足のデザインでパラリンピックへの入賞貢献を目指すことに。学生や義足アスリートと打ち込んだ、2008年から3年間の記録。

推薦コメント

私には論文で研究を終わらせるのではなく、成果を何かしら形にして人に届けたい、社会の必要に応えたい、という思いがあります。その意味でも、スポーツ用義足のデザインプロジェクトを描いた『カーボン・アスリート』はお薦めです。著者の山中俊治先生はプロダクトデザイナー。選手たちとの対話や、失敗を繰り返した3年間の研究現場の様子はリアルで、ものづくりに興味がある高校生にぜひ読んでほしい。

「檜山 敦さん」の画像

檜山 敦

革新知能統合研究センター 目的指向基盤技術グループ 医用機械知能チーム 客員研究員

あわせて読みたい

驚異のカラダ