書籍「江戸の科学者 」の書影

江戸の科学者

吉田光邦(著)

講談社

2021年

2022 科学史タイムトラベル

3-05

300年間の鎖国中に
開花した和のサイエンス

和算家の関孝和、日本を測量した伊能忠敬、日本独自の暦をつくった渋川春海、『解体新書』の杉田玄白、異端の発明家・平賀源内など、江戸を発展させた30人の伝記集。西欧のスタンダードがなかったからこそ花開いたジャパンサイエンスを、いまこそ見返したい。

推薦コメント

江戸時代は300年も鎖国をしましたが、中国やオランダから書物が入ってきたし、自由に学問する気風が満ちていました。この科学精神が今の日本の科学の礎になっています。特にすごいと思ったのは、日本独自の数学『和算』。各地に塾があり、皆が競って問題をつくり解き合う。江戸の人々は数学を楽しんでいたんですね。

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