「生物から見た世界」の背景ありの書影

生物から見た世界

ユクスキュル、クリサート(著) 日高敏隆、羽田節子(訳)

岩波書店

2005年

傑作選

033

世界はひとつ? いいえ。
世界は生物の数だけある。

私が認識する世界と、ハエが認識する世界は一緒だろうか? いや、そんなずはない。同じ1本のカシワの樹でも、カミキリムシにとっては巨大な食物市場であり、キツネにとっては巣穴だ。ユクスキュルは生き物それぞれが見る世界をUmwelt(環世界)と名付けた。新しい生物行動学の道を拓いた先駆的な書。

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