いのちとは何なのか?
臨床医による人間讃歌
病や心身の不調は、体や心からの大切なメッセージなのだ−。医療現場で働きながら「いのち」の根源を問い続ける臨床医による、瑞々しいエッセイ。東洋的な心身論や、芸術が人に与える力を、小説や詩の一編を引用しながら解いていく。「今生きている自分」に立ち返る1冊。
著者の稲葉俊郎氏は西洋医学の医師ですが、科学の客観性だけでは捉えきれない一人ひとりのこころや主観の重要性を説いています。自然や芸術と対峙するなかで、自分の内と外を結ぶ身体感覚を育むこと。その大切さを伝える1冊です。
檜山 敦
革新知能統合研究センター 目的指向基盤技術グループ 医用機械知能チーム 客員研究員
推薦コメント