150億年前の宇宙誕生に
はじまる人間の物語
科学絵本の巨匠・加古里子が17年の構想を経て描いた「人間」とは。人類の誕生をビックバンに始まる流れの中で語り、臓器の仕組みなど人体の不思議を大胆な絵で描き、人間が発明した道具や学問から社会的な動物としての側面をあぶり出す。自分が壮大な物語の一部であることに気付かされる絵本。
幼い頃から、絵本作家・加古里子さんの本が大好きでしたが、彼が東京大学出身の工学博士だとは最近まで知りませんでした。科学の基礎知識があった上での精緻かつ親しみやすい絵柄、人体の構造だけでなく人類の歴史まで描いており、専門家が読んでも素晴らしい内容ではないかと思います。
鈴木千歳
バトンゾーン研究推進プログラム 人工ワクチン研究チーム テクニカルスタッフ
推薦コメント