書籍「ガリレオの求職活動 ニュートンの家計簿─科学者たちの生活と仕事」の書影

ガリレオの求職活動 ニュートンの家計簿─科学者たちの生活と仕事

佐藤満彦(著)

講談社

2020年

2022 科学史タイムトラベル

3-10

偉大な科学者たちも
日々の暮らしは楽ではなかった

長い間、科学者たちは、研究だけでは食べていけなかった。コペルニクスは聖職を本業にし、ガリレオはパトロンに生活を支えてもらい、ニュートンは錬金術の研究をしていた。どんなに偉大な科学者も生身の人間。科学の発展に貢献した科学者たちの性格や私生活、人間関係に光を当てたユニークな1冊。

推薦コメント

大科学者の生い立ちや、暮らしぶり、人間関係などが描かれていて、文句なしに面白い。売り込む力が大事だとか、大学教授だけやる人は少ないとか、今も昔も変わらず研究者って苦労していたんですね。お気に入りはロバート・フックのエピソード。17世紀に自作の顕微鏡でコルクの切片から細胞を発見した人ですが、バネの法則でも有名な物理学者です。彼とニュートンの対比に、引き込まれました。

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