10代から知っておきたい
ゲノム編集「クリスパー」の驚異
2012年に登場したゲノム編集技術クリスパーにより、遺伝子研究は一気に加速した。「腐りにくい野菜」や「肉量を増やした家畜」を実現し、難病患者を救う。「命」のビジネスに巨大企業が次々と参入する一方で、科学の暴走の危険も指摘される。バイオ技術の基礎知識から最新動向までをレポート。
2020年には「ゲノム編集」の研究者がノーベル化学賞を受賞。2018年11月には中国でゲノム編集ベビーが誕生する事件がありました。本書はそれらより前の2018年3月の書ですが、内容は生物学の基礎からわかりやすく技術が説明されていて、最後には人への応用の危惧が述べられています。現在進行形の科学技術を知ることができる1冊です。
推薦コメント
ゲノム編集を理解するためのお薦めの1冊。従来の技術との比較に始まり、その原理や利用方法、医療や産業応用の現状と可能性、問題点、特許問題などあらゆる側面から書かれています。
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