「科学道100冊」プロジェクトはこの度、初の試みとして、皆さまから「イチオシ科学道本」を募集しました。
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2017年に開始して以来、これまで8シリーズ・400冊以上もの、科学の良書を紹介してきた科学道100冊。多くの科学道本のなかでも、特に多くの人の「イチオシ」を集めるのはどの本になるのでしょうか?
Twitterとメールでいただいたご意見を集約し、8つのカテゴリに分けました。
本記事では、①大人も子どもも楽しめる絵本、②学べる科学マンガ、③「考える楽しさ」を知る、の3カテゴリを掲載します。
お子さんや、科学に苦手意識のある学生でも手に取りやすい本が揃いました。
大人も子どもも楽しめる絵本
【科学道100冊2022】のテーマ②「光を追いかけて」の選出本
イチオシの理由
綺麗な絵と言葉で、太陽の光が語りかける。あとがきでは太陽以外の自然エネルギーにも触れられ、痛ましい事故が起こった原子力発電など、今後の電力との向き合い方について問う1冊。おすすめです。
(武豊町立図書館 図書館スタッフさん)
町の明かりがきらきら光っています。これはもともと太陽の光なのです。太陽のエネルギーはどのように人々に届けられるのかな?エネルギーが届けられる仕組みが分かりやすく描かれているところがおすすめです。
(下関市立中央図書館 司書さん)
【科学道100冊ジュニア】のテーマ②「とことん集める」の選出本
イチオシの理由
動物の視野や色の見え方が仕掛け絵本で学べるのが楽しい。「生態」という難しい事象を身近にとらえることができる、画期的な絵本。
(各務原市立中央図書館 図書係さん)
【科学道100冊クラシックス】の選出本
イチオシの理由
地球と生物の46億年の歴史がわかりやすい文章と美しい絵で語られます。とてもわかりやすいので、小さいお子さんにも大人にもおすすめです。
(関市立図書館 司書さん)
【科学道100冊2020】のテーマ③「世界を変えた科学者」の選出本
イチオシの理由
「種の起源」を読みやすい絵本にしたことはもとより、やわらかく美しい絵で描かれているところが素晴らしいと思います。理系が苦手な人も手に取りたくなる美しい本です。
(大分県立別府翔青高等学校 司書さん)
【科学道100冊ジュニア】のテーマ③「世界のヒミツ」の選出本
イチオシの理由
表紙のカラフルな粉の正体は、日本各地の土。北海道から石垣島まで9見開き・18ページにわたり、日本地図の上にそれぞれの土が載っている。学校や家の周りの土と比べたり、旅行先で見たり、体験にもつながる子どもから大人まで楽しめる本。
(科学読物研究会 科学道100冊担当会員さん)
学べる科学マンガ
【科学道100冊2021】のテーマ③「つながる地球」の選出本
イチオシの理由
ジブリ映画を知らない世代も知っている世代も楽しめるシリーズ。架空の世界のことながら、現代の私たちにも切実な問題として考えさせられる。人は生物と地球とどのように向き合っていけばよいのか、私たちは地球に生きる生物として存在し続けられるのか。宮﨑駿の迫真のタッチを見るだけでもおすすめ!
(八代市立図書館 窓口責任者さん)
【科学道100冊2022】のテーマ②「脳とココロ」の選出本
イチオシの理由
通販で○○円以上送料無料の時、欲しくもないのに○○円以上買っちゃいます。
なぜ合理的に考えられなくなるのかが、漫画で描かれていて分かりやすい!
生活の中に行動経済学を利用したものがたくさんあることに気が付きました。
(miyukiさん)
「考える楽しさ」を知る
【科学道100冊2017】のテーマ①「はじまりは疑問」の選出本
イチオシの理由
「りんご」が「りんご」じゃないかもしれない。という衝撃の発想の絵本。見方を変えれば、果てしなくつづく空想。子どもたちも知らず知らず、この絵本にふれることで、科学にふれることができる!ところ。
(上山市立図書館 図書館司書さん)
「カンガエルッテドウイウコト?」と混乱したことがある人におすすめ。自分の思考を深めていく方法が自然とわかるエッセイです。発酵、触媒、つんどく法、忘却のさまざま…など目次も面白い。ロングセラーなのが納得の1冊。
(鳥になるのはどんな感じ?さん)