書籍「鏡の中の物理学」の書影

鏡の中の物理学

朝永振一郎(著)

講談社

1976年

2022 光を追いかけて

2-04

量子の世界のロジックとは?
朝永振一郎による物理学入門

鏡の中の世界と現実世界はどう違う? ノーベル物理学賞受賞者・朝永振一郎による物理の名篇3本を収録。「光子の裁判」は、光子(光の粒子)を被告人に見立てた法廷劇を通じて、量子力学の二重スリット実験の不思議を描いた名作。

推薦コメント

光の量子的側面、すなわち「光子」の振る舞いを、ノーベル物理学賞を受賞した研究者が平易な語り口調の文章で、わかりやすく解説した名著。第3章「光子の裁判」だけでも読む価値ありです。

推薦コメント

ノーベル物理学賞を受賞した著者が、身近な「鏡」に映り込むさまざまな物理現象から真理に迫ります。マクロからミクロまで幅広いスケールの物理について、平易な表現で語られているので、結果を予想しながら楽しんで読んでほしいです。また、裁判劇風に語られる「光子の裁判」は有名で、光の波と粒子の二重性を理解する入門書としておすすめです。

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