近代科学は西欧生まれ。
日本人はどのように受け入れた?
私たちが信頼しきっている「科学」。しかし150年ほど前まで日本に今のような科学はなかった。すっかりユニバーサルになった西欧科学を通して、日本文化を考察する野心的な書。伊野尾忠敬、杉田玄白、北里柴三郎、長岡半太郎。江戸から明治、昭和にかけて、日本の西欧科学との関わりの歴史をたどる。
村上陽一郎先生の科学の捉え方は、とても信頼がおけます。この本では、西欧と比べて相対的に日本を見ていて、おすすめです。「和魂洋才」という言葉がありますが、私たちには私たちなりに西欧とは異なる文化や「和才」があります。
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