2022年11月からはじまった「科学道100冊2022」フェアは、全国各地でどんどん拡大しています。
この記事では、大学図書館から届いたフェア会場の様子を写真とともに紹介します。
大学図書館
岩手県立大学メディアセンター
開催期間:2022年11月25日〜2023年3月15日
学生に薦めたい科学道本『普及版 数の悪魔─算数・数学が楽しくなる12夜』
1や0の謎、無限と収束、ウソつきのパラドックス……。言葉だけ聞くと、頭が痛くなってくる気がする。そんな数学の魅力を、夢の中で出会う「数の悪魔」が教えてくれる物語です。
城西大学水田記念図書館
開催期間:2023年1月4日〜2023年3月23日
学生に薦めたい科学道本『人間』
やわらかな加古里子さんの絵で、人間を総合的に説明している絵本です。重要な点を細微に説明しており、一度読むと、長い年月をかけてつくり込まれた事がよくわかります。歴史、医学、芸術、技術、あらゆる角度から人間を知ることができる、心を感じる百科事典のような本です。
東京海洋大学附属図書館
開催期間:2022年12月15日〜2023年3月15日
学生に薦めたい科学道本『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ─増補新版 世界を信じるためのメソッド』
情報は鵜呑みにしないこと、批判的に読むこと。言い尽くされた表現かもしれないけれどそれが大事だと、わかります。
金沢大学附属図書館
開催期間:2022年12月5日〜2023年1月10日
学生に薦めたい科学道本『コンピュータ、どうやってつくったんですか?─はじめて学ぶ、コンピュータの歴史としくみ』
どうやってコンピュータが動いているの?という疑問にやさしく答えてくれている本です。数の表し方からプログラミングの意味まで、歴史に沿ってコンピュータの仕組みを説明しています。AIなどの次々に開発されていく新しい技術も、この基本の仕組みの上に成り立っているものです。これからの時代を築くみなさんに読んでいただきたい1冊です。
静岡理工科大学附属図書館
開催期間:2022年12月1日〜終了期間未定
学生に薦めたい科学道本『FACTFULNESS─10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』
自分の「思い込み」を自覚し、世界の見方、情報の扱い方について考えるきっかけになる本です。数年前のベストセラー本なので、見かけたことのある人も多いのでは。まずは冒頭に掲載されているクイズ13問に答えてみてください。
近畿大学中央図書館
開催期間:2023年1月10日〜2023年2月28日
学生に薦めたい科学道本『チ。─地球の運動について─』
「知」と「疑」は表裏一体。教会に背くと異端審問にかけられるため、真実を追及することが命がけだった時代に、信念を曲げなかった人たちに胸を打たれる。妄信の世界から脱したときに宇宙の美しさが見えてくるということに気づかされる1冊。
近畿大学農学部図書館
開催期間:2022年12月3日〜2023年5月31日予定
学生に薦めたい科学道本『進化論の進化史─アリストテレスからDNAまで』
さまざまな植物、生物を研究の対象とする本学部の学生に、研究の根っことなる進化論が人類の間でどのように探究され、脈々と紡がれてきたのか、その長い長い歴史をぜひ知ってもらいたいという気持ちから選びました。
鳥取大学附属図書館
開催期間:2022年12月6日〜2023年1月6日
学生に薦めたい科学道本『ソロモンの指環─動物行動学入門』
「刷り込み」等で有名なノーベル賞学者コンラート・ローレンツ博士の著書です。博士は動物たちの生態、行動を語り聞かせてくれます。意外とお茶目な性格や動物たちに対するたっぷりとした愛情が詰まっています。ちょっとした休憩時間にも読めるので、気軽に手に取ることができます。
徳島大学附属図書館
開催期間:2023年3月1日〜2023年7月31日
学生に薦めたい科学道本『コンピュータ、 どうやってつくったんですか?─はじめて学ぶ、コンピュータの歴史としくみ』
今や、勉強に仕事に趣味に、あらゆる場面で活躍するコンピュータ。まるで魔法のようにいろいろなことができるのですが、その仕組みとなるとさっぱり見当も付かないという人も多いのではないでしょうか。この本ではコンピュータの仕組みを基礎の基礎から解説してくれます。本当にわかりやすいので、理系の難しいことはわからないけどコンピュータの仕組みを知りたいという人にお薦めです。ゆるい挿絵もかわいくて素敵です。
愛媛大学図書館中央図書館
開催期間:2023年1月10日〜2023年2月16日
学生に薦めたい科学道本『遺伝子図鑑』
遺伝子にまつわるさまざまなテーマを取り上げ、カラフルなイラストと共に理解しやすく解説しています。生物学に馴染みのない人から理系学生まで、多くの人に手にとっていただきたい1冊です。
長崎大学附属図書館
開催期間:2022年12月1日〜2023年5月31日
学生に薦めたい科学道本『江戸の科学者』
本草学・暦学・天文学・蘭学など、学問において自然科学が花開いた江戸時代。その科学者たちの伝記集である本書は、各人のエピソードや業績をコンパクトにまとめてあり、江戸科学史を一望できます。長崎に縁の深いシーボルトや、平賀源内のエピソードが特にお薦めです。
大分大学学術情報拠点(図書館)
開催期間:2022年12月1日〜2023年2月28日
学生に薦めたい科学道本『FACTFULNESS─10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』
本学での展示期間中、最も貸出回数の多かった本です。具体的なエピソードを交えた読みやすい内容で、読後に得るものの多い1冊です。